「明日やれることは今日やらない」を考える

こんにちは、高橋でした。

トルコのことわざだそうです。ぼくの大好きな言葉というか、10年ほど前から座右の銘にしている言葉です。
この言葉でGoogle検索すると、仕事術や処世術的な解説がいろいろ出てくるのですが、そういう直接的なことではなく、人としてあるべき生き方を考えさせる言葉だと解釈しています。

約10年前、ぼくの友人が病に倒れ、1年4か月の闘病の末この世を去りました。友人は病に倒れた時点で余命数か月という診断を受けていたのですが、先が見通せなくなった人生で自分が今何をすべきか、今やれることは何かをずっと自問して、この言葉を見つけたそうです。そして、この言葉を座右の銘にしてたくさんの体験をし、最後は静かにこの世を去っていきました。
友人とのコミュニケーションの中で、ぼく自身この言葉の意義を問い続けたり、友人の振る舞いからも教えを受けて、友人がこの世を去ったときにぼくがその意思を引き継いでいこうと思い、座右の銘に据えることにしました。

そしていま、ぼく自身も友人と同じような病にかかり、この言葉がとても重みを増したと感じています。
ぼくは今のところまだ余命宣告を受けた状態ではないですが、この病にかかった大多数の人と違い難治性だということがわかり、もしかすると助からないかもしれない、という懸念や恐怖に襲われる日々を過ごす中で、死が避けられないものだとしても今やるべきことを悔いのないようにやっておこう、と考えています。そして、どんなに些細なことでも人々への感謝を常に忘れずに、ほんの少しでも役に立つことを一つずつ積み重ねていこうとして、日々の発言や行動の中心に据えています。それがこの世の誰かの心の平穏になったり、記憶のどこかに残ってくれたら、とても嬉しいことだなと思います。

体調が思わしくない日も多々あります。一日中起きられなかったり、ご飯が食べられない日もあります。強い痛みで落ち着かない日もあります。不意に心がざわつく日もあります。
でもそんな中で、本当にいまやれることは何か、やるべきことは何かを考え、その日を悔いのないように生きることがあるべき姿なんだろうなと感じています。

もうひとつ、好きな言葉があります。
「朝は希望とともに目覚め、昼は懸命に生き、夜は感謝とともに眠る」。
当時、財務大臣だった麻生太郎さんが国会質問でこう発言し(正確な発言は「昼は懸命に働き」だったと思いますが)、一般によく知られる言葉になりました。出典は仏教の教えという説もありますが、正確にはわかっていません。出典そのものにこだわる必要はないのですが、「明日できることは今日やらない」と「朝は希望とともに目覚め~」は今やれることは何かを考えて生きるという意味で共通する言葉なんだろうなと解釈しています。

これを読んでくださった皆さんの、生き方を考えるきっかけになれればと思います。
そんな感じで、ではまた。

この記事を書いた人

Osamu Takahashi

悪性リンパ腫 / 上級ウェブ解析士 / 初級SNSマネージャー / GAIQ / ITコーディネータ / デジタルマーケティング / WordPress / WP ZoomUP / デレマス / 明日やれることは今日やらない / 執筆「1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本」
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